30歳を過ぎると、体力は確実に下り坂になります。
そして維持するために必要なトレーニング時間は、歳を取るほど増えていきます。
そこで健康寿命を延ばす3つの要素、睡眠・食事・運動のうち、運動に力を入れることにしました。条件は次の3つです。
- 自宅で運動が完結する
- 道具等になるべくコストをかけない、物を増やさない
- 運動音痴でも無理なくできる
この条件で最適な運動を探したところ、自重トレーニングのバイブルとされる1冊にたどり着きました。
プリズナートレーニングという本です。
文字どおり、何もない監獄で囚人がトレーニングできるように考案された内容になっています。道具が要らないので、持ち物を増やさずに済みます。
自重なので関節に無理な負荷をかけることなく、体の機能を向上させられます。
さらに体脂肪を減らす効果も見込めます。
この本には、初心者から上級者まで対応したメニューが段階的に示されています。
そのトレーニング内容をまとめました。
プリズナートレーニングのトレーニングメニュー
プリズナートレーニングは、BIG6と呼ばれる6つの基本エクササイズで構成されています。
- 倒立(ハンドスタンド)→ウォームアップ
- 腕立て伏せ(プッシュアップ)→上半身と腕の筋肉を鍛える
- 懸垂(プルアップ)→背中周りの筋肉を鍛える
- 殿部挙上(ブリッジ)→ 脊柱周りの筋肉を鍛える
- 足上げ腹筋運動(レッグレイズ) →腹筋や握力を鍛える
- 膝の屈伸運動(スクワット)→下半身と腕の筋肉を鍛える
筋トレは基本的に、しっかり負荷をかけて翌日は休ませるというサイクルが良いとされています。
ただし始めたばかりの人は、それより習慣化のほうが大事です。まずは毎日続けることから始めることをおすすめします。
慣れてきたら本の内容に従って、上半身の日、下半身の日、休養日というように、自分に合ったルーティンを組んでください。
倒立(ハンドスタンド)
逆立ちをすることで、運動感覚の向上が見込めます。
ウォームアップとしての効果も大きい種目です。
加えて、肩まわりの筋肉も鍛えられます。
| レベル | 種目 | 回数×セット | 道具 | やり方 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | Wall Headstand | 初心者 30秒 中級者 1分 上級者 2分 | – | 視聴する |
| STEP2 | Crow Stand | 初心者 10秒 中級者 40秒 上級者 1分 | – | 視聴する |
| STEP3 | Wall Handstand | 初心者 30秒 中級者 1分 上級者 2分 | – | 視聴する |
| STEP4 | Half Handstand Pushups | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | – | 視聴する |
| STEP5 | Handstand Pushups | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 15×2 | – | |
| STEP6 | Close Handstand Pushups | 初心者 5×1 中級者 8×2 上級者 12×2 | – | |
| STEP7 | Uneven Handstand Pushups | 初心者 5×1 中級者 8×2 上級者 10×2 | – | |
| STEP8 | Half One-Arm Handstand Pushups | 初心者 4×1 中級者 6×2 上級者 8×2 | – | |
| STEP9 | Lever Handstand Pushups | 初心者 3×1 中級者 4×2 上級者 6×2 | – | |
| STEP10 | One-Arm Handstand Pushups | 初心者 1×1 中級者 2×2 上級者 5×1 | – |
※STEP5~7が中級車向け
※STEP8~10が上級者向け
床がフローリングの場合は、ヨガマットを用意することをおすすめします。
腕立て伏せ(プッシュアップ)
上半身の主要な筋肉を鍛えられます。
- 大胸筋
- 三角筋前部
- 小胸筋
- 上腕三頭筋
| レベル | 種目 | 回数×セット | 道具 | やり方 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | Wall Pushups | 初心者 10×1 中級者 25×2 上級者 50×3 | 壁を利用 | 視聴する |
| STEP2 | Incline Pushups | 初心者 10×1 中級者 20×2 上級者 40×3 | 机を利用 | 視聴する |
| STEP3 | Kneeling Pushups | 初心者 10×1 中級者 15×2 上級者 30×3 | – | 視聴する |
| STEP4 | Half Pushups | 初心者 8×1 中級者 12×2 上級者 25×2 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP5 | Full Pushup | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | 野球ボールを利用 | 視聴する |
| STEP6 | Close Pushups | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | – | 視聴する |
| STEP7 | Uneven Pushups | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP8 | Half One-Arm Pushups | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×3 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP9 | Lever Pushups | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP10 | One-Arm Pushup | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 100×1 | – | 視聴する |
※STEP5~7が中級車向け
※STEP8~10が上級者向け
ヨガボールがあるとトレーニングの幅が広がります。
懸垂(プルアップ)
背中の筋肉を総合的に鍛えられます。
| レベル | 種目 | 回数×セット | 道具 | やり方 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | Vertical Pulls | 初心者 10×1 中級者 20×2 上級者 40×3 | – | 視聴する |
| STEP2 | Horizontal Pulls | 初心者 10×1 中級者 20×2 上級者 30×3 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP3 | Jackknife Pullups | 初心者 10×1 中級者 15×2 上級者 20×3 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP4 | Half Pullups | 初心者 8×1 中級者 11×2 上級者 15×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP5 | Full Pullups | 初心者 5×1 中級者 8×2 上級者 10×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP6 | Close Pullups | 初心者 5×1 中級者 8×2 上級者 10×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP7 | Uneven Pullups | 初心者 5×1 中級者 7×2 上級者 9×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP8 | Half One Arm Pullups | 初心者 4×1 中級者 6×2 上級者 8×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP9 | Assisted One Arm Pullups | 初心者 3×1 中級者 5×2 上級者 7×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP10 | One Arm Pullups | 初心者 1×1 中級者 3×2 上級者 6×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
※STEP5~7が中級車向け
※STEP8~10が上級者向け
この種目だけは懸垂バーが必須になります。
殿部挙上(ブリッジ)
脊柱まわりの筋肉を鍛える種目です。
| レベル | 種目 | 回数×セット | 道具 | やり方 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | Short Bridges | 初心者 10×1 中級者 25×2 上級者 50×3 | – | 視聴する |
| STEP2 | Straight Bridges | 初心者 10×1 中級者 20×2 上級者 40×3 | – | 視聴する |
| STEP3 | Angled Bridges | 初心者 8×1 中級者 15×2 上級者 30×3 | – | 視聴する |
| STEP4 | Head Bridges | 初心者 8×1 中級者 12×2 上級者 25×2 | – | 視聴する |
| STEP5 | Half Bridges | 初心者 8×1 中級者 15×2 上級者 20×2 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP6 | Full Bridges | 初心者 6×1 中級者 10×2 上級者 15×2 | – | 視聴する |
| STEP7 | Wall Walking Bridges Down | 初心者 3×1 中級者 6×2 上級者 10×2 | – | 視聴する |
| STEP8 | Wall Walking Bridges Up | 初心者 2×1 中級者 4×2 上級者 8×2 | – | 視聴する |
| STEP9 | Closing Bridges | 初心者 1×1 中級者 3×2 上級者 6×2 | – | 視聴する |
| STEP10 | Stand to Stand Bridges | 初心者 1×1 中級者 3×2 上級者 10~30×2 | – | 視聴する |
※STEP5~7が中級車向け
※STEP8~10が上級者向け
運動時はスポーツタオルがあると快適です。
足上げ腹筋運動(レッグレイズ)
腹直筋、腸腰筋、大腿四頭筋、広背筋、三角筋、握力など、下半身を中心に幅広く鍛えられます。
| レベル | 種目 | 回数×セット | 道具 | やり方 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | Knee Tucks | 初心者 10×1 中級者 25×2 上級者 40×3 | 椅子を利用 | 視聴する |
| STEP2 | Flat Knee Raises | 初心者 10×1 中級者 20×2 上級者 35×3 | – | 視聴する |
| STEP3 | Flat Bent Leg Raises | 初心者 10×1 中級者 15×2 上級者 30×3 | – | 視聴する |
| STEP4 | Flat Frog Raises | 初心者 8×1 中級者 12×2 上級者 25×3 | – | 視聴する |
| STEP5 | Flat Straight Leg Raises | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | – | 視聴する |
| STEP6 | Hanging Knee Raises | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 15×2 | – | 視聴する |
| STEP7 | Hanging Bent Leg Raises | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 15×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP8 | Hanging Frog Raises | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 15×3 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP9 | Partial Straight Leg Raises | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 15×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
| STEP10 | Hanging Straight Leg Raises | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 30×2 | 懸垂バーが必要 | 視聴する |
※STEP5~7が中級車向け
※STEP8~10が上級者向け
膝の屈伸運動(スクワット)
下半身の主要な筋肉を鍛えられます。
加えて腹部にも効きます。
| レベル | 種目 | 回数×セット | 道具 | やり方 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | Shoulderstand Squats | 初心者 10×1 中級者 25×2 上級者 50×3 | – | 視聴する |
| STEP2 | Jackknife Squats | 初心者 10×1 中級者 20×2 上級者 40×3 | 椅子を利用 | 視聴する |
| STEP3 | Supported Squats | 初心者 10×1 中級者 15×2 上級者 30×3 | 机を利用 | 視聴する |
| STEP4 | Half Squats | 初心者 8×1 中級者 35×2 上級者 50×2 | — | 視聴する |
| STEP5 | Full Squats | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 30×2 | – | 視聴する |
| STEP6 | Close Squats | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | – | 視聴する |
| STEP7 | Uneven Squats | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP8 | Half One Legged Squats | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×3 | – | 視聴する |
| STEP9 | Assisted One Legged Squats | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 20×2 | バスケットボールを利用 | 視聴する |
| STEP10 | One Legged Squat | 初心者 5×1 中級者 10×2 上級者 50×2 | – | 視聴する |
※STEP5~7が中級車向け
※STEP8~10が上級者向け
まとめ
カナダではお年寄りから子どもまで運動をしていて、フィットネス文化がかなり進んでいます。
物価の高い北米にもかかわらず、ジム代は日本より安く、店舗数も豊富です。
健康寿命を延ばすことは、医療費を考えれば何よりの節約になりますし、精神的なリフレッシュにもなります。
道具も場所も要らないので、まずは自宅での自重トレーニングから始めてみてください。


