自営業を続ける中で、将来の収入が少ない場合に、住居・生活費・持ち物をどう考えるかを整理しました。
ここでは、持ち家での単身生活と月68,000円の収入を仮定します。
実際にこの金額で老後を暮らした記録ではなく、支出を洗い出すための試算です。
生活に必要な物を減らしても、医療や介護、住宅の修繕まで不要になるわけではありません。
家計の不足を確認する表と、自炊や家事を続けるための道具の一覧を分けて紹介します。
最初に、自分の年金見込額と手取りを確認する
月68,000円は以前置いた試算用の数字で、一律の年金額ではありません。
日本年金機構の令和8年度の年金額では、昭和31年4月2日以後生まれの方の老齢基礎年金の満額は月70,608円、同4月1日以前生まれの方は月70,408円です。
満額と自分の受給額は区別し、加入歴や受け取り始める時期を確認します。
ねんきんネットの年金見込額試算では、今後の働き方や受給開始年齢などの条件を置いて見込額を確認できます。
見込みの年額を月へ直すだけでなく、税・保険料の支払いや年金の入金時期も合わせて家計へ反映します。
この試算を自分用に使う際は、68,000円を実際の使える金額へ置き換えます。
仮定の固定費は、月3.5万円・年42万円
次の数字は実際の請求額ではありません。
持ち家、単身、国民年金保険料を納めない年齢・加入状況、住民税を仮に0円と置いた条件で、以前の試算を残しています。
賃貸なら家賃を加え、税や保険料は居住地と世帯の条件で置き換える必要があります。
| 項目 | 仮の月額・年額と条件 |
|---|---|
| 固定資産税 | 10,000円・120,000円。持ち家の概算。 |
| 光熱水道・通信 | 15,000円・180,000円。実際の契約や使用量へ置き換える。 |
| 国民年金保険料 | 0円・0円。納付しない年齢・加入状況を仮定。 |
| 住民税 | 0円・0円。自治体や年齢、世帯状況で非課税基準を確認。 |
| 医療保険料 | 10,000円・120,000円。年齢・所得・加入制度で変わる仮の額。介護保険料は別途確認。 |
| 表の合計 | 35,000円・420,000円。表に挙げた項目だけの合計。 |
68,000円から35,000円を引くと、差額は33,000円です。
以前は食費20,000円、日用品5,000円、予備費・交際費8,000円という配分を考えました。
食費は1日約650円の概算でしたが、実際の献立や栄養、買い物価格を確かめた生活実績ではありません。
この配分では、まだ含まれていない費用を十分に賄えません。
差額33,000円をそのまま使い切ると、修繕や通院などの支払いが発生した際に、収入との差が広がります。
表の外にある支払いも、月と年で並べる
- 医療:保険料と別の窓口負担、薬、通院交通費、保障されない支払い。
- 介護・生活支援:保険料、利用したサービスの負担、家事を頼む費用。
- 住宅:火災保険、修繕、管理費など。持ち家でも維持費は残る。
- 生活設備:冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの修理と買い替え。
- 移動・交流:買い物の交通、交際、冠婚葬祭、緊急時の移動。
医療保険料を置くことと、医療費の支払いを見込むことは別です。
厚生労働省の窓口負担割合の案内は、年齢と所得などで負担割合が変わることを説明しています。
必要な額は加入する保険の窓口へ確認し、医療費がかからない前提で生活費を確定しないようにします。
年間の請求書や買い替え予定を集め、不定期の支出を月割りで確保する額と、実際に払う月を記録します。
全体の支出から使える収入を引いた不足額を確認してから、住まい、働ける範囲、利用できる支援や相談先を考えます。
自炊・家事を続けるための持ち物を洗い出す
自炊や洗濯、手入れを自分でするなら、道具と保管場所が必要です。
次の一覧は、持ち家での一人暮らしを想定した例で、現在の私の持ち物でも、誰にでも必要な最小個数でもありません。
数は洗濯の間隔や体調、住まいの設備に合わせて変えます。
寝具・衣類
- 敷布団、掛布団、枕、シーツ(3枚)。
- フェイスタオル(3枚)、室内着(3着)、下着(3枚)、季節に応じた上着。
衛生・身支度
- トイレットペーパー、ティッシュペーパー、歯ブラシ、歯磨き粉。
- 石けん、シャンプー、タオル、カミソリ、爪切り、マスク。
調理・保存
- 箸(1膳)、スプーン(1本)、茶碗、汁椀、皿、コップ。
- 包丁、まな板、鍋、フライパン、フライ返し、おたま。
- ラップ、保存容器。
洗濯・掃除
- 洗濯洗剤、ハンガー、ピンチハンガー。
- 掃除用雑巾、ゴミ袋。
健康・連絡・手続き
- 常備薬、体温計、通院時に必要な資格確認書または利用登録済みのマイナ保険証など。
- スマートフォン、充電器、印鑑、キャッシュカード、クレジットカード、マイナンバーカード。
外出・文房具
- リュック、スニーカー、サンダル、折りたたみ傘。
- ボールペン、ノート、ハサミ、セロハンテープ。
家電・道具
- 冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、掃除機、エアコン。
- バリカン、自転車。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機は、室温の調整、食材の保管、衣類や寝具の洗濯に使う設備として優先して確認します。
すでにある物を買い足す必要はありません。
自転車やバリカンも、利用できる身体の状態や生活条件に合うかで判断します。
日々の清潔な環境、食事、睡眠を保てるように、掃除や洗濯、自炊を無理なく続ける方法も考えます。
物を減らすときは、必要な物を手に取りやすくすることと、家事を続けられることを重視します。
自分でできる家事が変わる場合もあるため、道具の数だけでなく、連絡方法や助けを頼める先も合わせて確認します。
投資の計算だけで、老後資金は決めない
以前の配当の試算は、年120万円を受け取るとして、配当利回り3%と税率20.315%を固定したものでした。
120万円÷[0.03×(1−0.20315)]=約5,020万円という計算ですが、実際の資産額や運用成果ではありません。
この計算は減配、値下がり、費用、為替、口座や国による課税の違いを反映していません。
必要な資産額や投資先を勧める基準にせず、毎月の不足額と不定期の支払い、受給見込額を先に整理します。
口座と積立を整理する際の確認点は、別の記事で紹介しています。
よくある質問:老後の仮試算について
月68,000円という金額は、実際の老後の生活記録ですか?
いいえ。
持ち家での単身生活と月68,000円の収入を仮定した試算で、実際にこの金額で老後を暮らした記録ではなく、支出を洗い出すための試算としています。
月68,000円は以前置いた試算用の数字で、一律の年金額ではありません。
年金の金額は、いくらですか?
日本年金機構の令和8年度の年金額として、昭和31年4月2日以後生まれの方の老齢基礎年金の満額は月70,608円、同4月1日以前生まれの方は月70,408円と紹介しています。
満額と自分の受給額は区別し、加入歴や受け取り始める時期を確認します。
金額は年度で変わるため、最新は日本年金機構で確認してください。
自分の年金見込額は、どう確認しますか?
記事では、ねんきんネットの年金見込額試算で、今後の働き方や受給開始年齢などの条件を置いて見込額を確認できるとしています。
見込みの年額を月へ直すだけでなく、税・保険料の支払いや年金の入金時期も合わせて家計へ反映します。
仮定した固定費は、いくらですか?
持ち家、単身、国民年金保険料を納めない年齢・加入状況、住民税を仮に0円と置いた条件で、月3.5万円・年42万円としています(固定資産税10,000円、光熱水道・通信15,000円、医療保険料10,000円など)。
実際の請求額ではなく、賃貸なら家賃を加え、税や保険料は居住地と世帯の条件で置き換える必要があります。
固定費を引いた差額で、生活できますか?
68,000円から35,000円を引いた差額は33,000円で、以前は食費20,000円、日用品5,000円、予備費・交際費8,000円という配分を考えましたが、食費は1日約650円の概算で、実際の献立や栄養、買い物価格を確かめた生活実績ではないとしています。
この配分ではまだ含まれていない費用を十分に賄えず、差額をそのまま使い切ると、修繕や通院などの支払いが発生した際に収入との差が広がります。
表に入っていない支払いには、何がありますか?
医療(保険料と別の窓口負担、薬、通院交通費)、介護・生活支援(保険料、利用したサービスの負担、家事を頼む費用)、住宅(火災保険、修繕、管理費。持ち家でも維持費は残る)、生活設備(冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの修理と買い替え)、移動・交流(買い物の交通、交際、冠婚葬祭、緊急時の移動)を挙げています。
医療保険料を置くことと、医療費の支払いを見込むことは別です。
持ち物の一覧は、現在の筆者の持ち物ですか?
いいえ。
持ち家での一人暮らしを想定した例で、現在の筆者の持ち物でも、誰にでも必要な最小個数でもないとしています。
数は洗濯の間隔や体調、住まいの設備に合わせて変えます。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機は優先して確認する設備とし、すでにある物を買い足す必要はありません。
投資の配当で、老後資金を計算できますか?
以前の配当の試算(年120万円を受け取るとして、配当利回り3%と税率20.315%を固定し、約5,020万円)は、実際の資産額や運用成果ではなく、減配、値下がり、費用、為替、口座や国による課税の違いを反映していないとしています。
必要な資産額や投資先を勧める基準にせず、毎月の不足額と不定期の支払い、受給見込額を先に整理します。
この記事を使うとき、何に気をつければよいですか?
生活に必要な物を減らしても医療や介護、住宅の修繕まで不要になるわけではないとしています。
この試算を自分用に使うときは、68,000円を実際の使える金額へ置き換え、年間の請求書や買い替え予定を集めて不定期の支出を月割りで確保します。
年金額・制度・税率は変わるため、最新は日本年金機構や各窓口で確認してください。





